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活用事例

【業務別】生成AIの活用事例15選!先行企業から学ぶビジネス導入の成功パターン

生成AIのビジネス導入における成功パターンを把握したい

自社の業種と類似した生成AI活用例が知りたい

生成AIをビジネスに導入するポイントは?

生成AIをビジネスに導入したいと考えている方の中には、上記のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、先行企業の活用事例を業種別に15件セレクトいたしました。

さらに、生成AIの黎明期から開発に携わってきた専門家の視点から、生成AIを業務に組み込むコツやビジネス活用例、生成AI活用のリスクについても詳しく解説していきます。

生成AIのビジネス活用例

まずは、生成AIのビジネス活用例から紹介していきます。部門ごとに一覧にしていますので、導入時の参考にしてください。

業務全体

ビジネスメールの生成・送信

マーケティング

ターゲット顧客分析

企画・開発

オリジナルコンテンツ作成

データ管理

データ入力自動化

問い合わせ対応

チャットボット

接客

音声生成・認識による対話

教育・サポート

AIアバターによるトレーニング

プロジェクト管理

カレンダー自動調整

監査・セキュリティ

ナレッジ管理

人事

候補者の発掘

【ビジネス全体】生成AIを業務改善に活用した事例

まずは、生成AIを多角的に活用し、ビジネス全体の業務効率化や利益向上に成功している国内の事例を2つ紹介していきます。

  1. 三菱UFJ銀行|ChatGPTの導入による業務プロセス革新

  2. 中外製薬|自社生成AIアプリ開発による業務効率化

生成AIの面白い事例については以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方はあわせてご覧ください。

「【業界別】生成AIの面白いビジネス活用事例17選を紹介!」

三菱UFJ銀行|ChatGPTの導入による業務プロセス革新

三菱UFJ銀行が、2023年に生成AI「ChatGPT」を導入し、業務プロセス改善に役立てた事例です。約3万人の従業員に導入することで、月間22万時間分の労働時間削減ができると試算しています。主な活用方法は以下の通りです。

  • 社内文書・通達文などの原案作成

  • 立案書の作成

  • 企画のアイデア提案

  • 壁打ちとしての活用

  • アンケート分析

ChatGPTはセキュリティの虚弱性が懸念されていますが、三菱UFJ銀行では安全性を確保した「MUFG版ChatGPT」を構築しています。すでに導入していたマイクロソフト社の「Azure」の基板上に、「Azure OpenAI Service」と連携したアプリを導入しているのが特徴です。

中外製薬|自社生成AIアプリ開発による業務効率化

中外製薬は、創薬研究・臨床開発・製造・デリバリーなど、さまざまな分野における「デジタル基盤の強化」を推進している企業です。2024年5月には、DX推進の1つとして社員向けの生成AIアプリ「Chugai AI Assistant」を開発し、業務支援に役立てています

Chugai AI Assistantは、約7,600名の社員が利用でき、ChatGPTを含む4つのLLMを切り替えられるのが特徴です。学習Opt-outで業務情報漏えい対策もしているため、機密性の高い情報も安心して扱えます。利用量は順調に増加傾向で、月間アクティブユーザー数は3,500人、ピーク時の利用は1時間で180万トークンです。

【マーケティング】生成AIのビジネス活用事例

以下の3社は、生成AIをマーケティングに活用した事例です。

  1. 三菱総合研究所|アンケート分析時間を大幅短縮

  2. 電通|AIを活用した視聴率予測と広告枠の最適化

  3. サントリー食品インターナショナル|生成AIを活用したPR活動

三菱総合研究所|アンケート分析時間を大幅短縮

ITソリューション企業である「三菱総合研究所」は、アンケート業務における集計作業のコスト削減に生成AIを活用しています。1,000件分の自由記述式アンケートで換算したところ、従来かかっていた時間の10分の1以下で集計できました。自由記述式のアンケートでは、文章の読解にも時間がかかっていたことから、業務改善に大きく貢献しています。

電通|AIを活用した視聴率予測と広告枠の最適化

広告関連事業を扱う「電通」が、生成AIを視聴率の予測と広告の枠最適化に役立てた事例です。CMを発信する際には、番組の視聴率を予想し、限られた枠を最大限効率よく活用することが求められます。生成AIに過去の膨大なデータベースを学習させることで、テレビ番組の視聴率予測を出力できるようにしたのです。

さらに、学習データを基にした、AIによる枠の自動組み換えも実施しました。暑い日にアイスの広告を優先するなどの臨機応変な対応も、生成AIで自動化することに成功しています。

サントリー食品インターナショナル|生成AIを活用したPR活動

「サントリー食品インターナショナル」が、生成AIをPR活動に導入した事例です。看板商品である「C.C.レモン」を擬人化するというPRで、ChatGPTやGoogle Bardなどを活用し、顔・衣装・動き・声・台詞をすべて生成AIで作成しています。

【ナレッジ検索】生成AIのビジネス活用事例

ここからは、ナレッジ検索に生成AIを導入したビジネス活用事例を紹介します。

  1. KMバイオロジクス|監査業務に必要な情報検索の効率化

  2. 東洋建設|膨大なナレッジ検索にチャットボットを導入

KMバイオロジクス|監査業務に必要な情報検索の効率化

国内唯一のバイオロジクス企業である「KMバイオロジクス」は、医薬品の監査業務に生成AIを導入し、年間1,900時間の業務時間を削減しています。AIチャットボットサービス「Office Bot」を社員の情報リサーチツールに導入することで、社内資料にすばやくアクセスできる環境を実現しました。

東洋建設|膨大なナレッジ検索にチャットボットを導入

東洋建設でも、社内の膨大なナレッジ検索に生成AIチャットボットを導入しています。従来の図面チェック作業では、過去の指摘事項や法令データのナレッジ検索に数分間を要しており、検索の度に手を止める必要がありました。しかし、チャットボットを活用することで数秒でのアクセスを実現し、技術的な質疑応答にも迅速に対応できるよう改善しています。

【企画・開発】生成AIのビジネス活用事例

以下の3つの企業では、生成AIを企画や開発の分野に活用しています。

  1. 江崎グリコ|AIチャットボット導入による開発業務効率化

  2. 住友化学|自社開発の生成AIで研究開発の生産性を向上

  3. LINEヤフー|コーディング作業に生成AIを活用

江崎グリコ|AIチャットボット導入による開発業務効率化

老舗のお菓子メーカーである「江崎グリコ」では、マーケティング部門に生成AIを導入して需要予測を効率化し、商品開発にかかる期間の短縮に成功しています。さらに、バックオフィス部門にAIチャットボットを導入した結果、社内外からの問い合わせ件数を約31%削減しました。

住友化学|自社開発の生成AIで研究開発の生産性を向上

財閥系総合化学メーカーである「住友化学」では、ChatGPTを独自にカスタマイズした「ChatSCC」を開発し、約6,500名の従業員の業務改善に役立てています。自社の業務を約200パターンテストした結果、最大で50%以上の効率化に成功しました。具体的な活用法は以下の通りです。

  • 文章の作成・校正

  • プログラムソースコード生成

  • 技術アイデアの創出

  • 研究・創造データの分析 など

LINEヤフー|コーディング作業に生成AIを活用

LINE関連サービスの開発・運営・事業企画をおこなう「LINEヤフーコミュニケーションズ」では、生成AI「GitHub Copilot」をソフトウェア開発に活用しています。社内のエンジニア約7,000人が導入しており、1日当たり約2時間の業務時間削減に成功しました。新たに創出されたリソースは、新サービス考案などのより高度な業務に有効活用しています。

【問い合わせ対応】生成AIのビジネス活用事例

以下の3社は、生成AIを問い合わせ対応に活用した事例です。

  1. スパイクスタジオ|社内対応チャットボットによる業務効率化

  2. ベルシステム24|人と生成AIのメリットを組み合わせて人材不足を解消

  3. 星野リゾート|メール対応業務を自動化・平均化

スパイクスタジオ|社内対応チャットボットによる業務効率化

弊社「スパイクスタジオ」では、生成AIを活用した社内対応チャットボットを開発しています。議事録やドキュメント、チャット履歴などのさまざまなテキストをデータベース化することで、バックオフィス業務をBOT化するのが目的です。

データベースは部門を横断して使うこともでき、自動対応による社内問い合わせ数の削減や、データベースの高速検索などを実現しています。

ベルシステム24|人と生成AIのメリットを組み合わせて人材不足を解消

コールセンター業界の老舗企業である「ベルシステム24」では、生成AIと人力を融合させた問い合わせ対応を開始しました。2023年6月よりハイブリッド型のコールセンターとして、以下の体制で検証をおこなっています。

  • 簡単な質問にはAIが対応

  • AIで対応できない部分のみオペレーターが対応

星野リゾート|メール対応業務を自動化・平均化

長野に本社を置く「星野リゾート」では、生成AIを搭載したオペレーター支援ツールとして、「KARAKURI assist」を導入しています。

以前は、インターネット経由の問い合わせや宿泊予約が増えたことで、従業員は電子メールの返信対応に追われていました。生成AIの導入でメール対応の効率化・品質向上を図ったことにより、業務改善や新人の即戦力化に成功しています。

【接客】生成AIのビジネス活用事例

以下の2社は、生成AIを接客対応に活用した事例です。

  1. しばやま整形外科|対話型AI導入による待ち時間削減

  2. ロレアル|生成AIによる美容アドバイス代替

しばやま整形外科|対話型AI導入による待ち時間削減

佐賀県鳥栖市にある「しばやま整形外科」では、生成AIを活用した受付システム「受付さくらさん」を導入し、患者の待ち時間削減に努めています。病院における受付・診察・会計・薬の処方までの過程を1時間以内に収めることが導入の目的です。

受付さくらさんは、ChatGPTを含む最新技術を搭載した対話型の生成AIで、会話を学習して患者の質問に対応してくれます。現在は受付業務をAIのみで完結できており、従来の2倍のスピードでの患者対応が可能です。

ロレアル|生成AIによる美容アドバイス代替

世界最大級の化粧品会社「ロレアル」は、接客の一部を生成AIに代替する取り組みをおこなっています。美容アドバイスのためのアプリケーション「BeautyGenius」を開発し、生成AIによる以下の接客対応を実現しました。

  • 肌診断を通じてパーソナライズされた美容法の提案

  • 顔写真を通じたメイクのアドバイス機能

  • メイク相談

  • メイクの完成イメージ提示

  • おすすめの化粧品紹介 など

生成AIを活用する際の注意点とリスク

生成AIをビジネスに活用する際は、以下の2点が課題となります。導入時は十分注意しましょう。

  1. セキュリティの問題

  2. 品質や法律の問題

セキュリティの問題

生成AIには、機密情報の漏えいリスクなどのセキュリティ問題があります。学習データは原則クラウド管理となるため、機密情報や顧客情報などで入力してしまうと、流出してしまう可能性があるのです。実際に情報漏えいを起こして問題になってしまった企業もあります。

また、悪意あるユーザーによるサイバー攻撃などにも注意が必要です。

生成AIの問題事例とその対策については、以下の記事もご覧ください。

「【2024年最新】生成AIの問題事例6選|具体的な問題点と安心して使うための対策」

品質や法律の問題

生成AIが創り出すコンテンツは、品質にばらつきがあるのが課題です。間違った情報や倫理的に問題のある表現などが含まれてしまう可能性があるため、十分注意しましょう。

また、著作権や商標権などの権利侵害にも気を付けるべきです。生成AIは膨大なデータを学習しているため、その内容の一部をそのまま生成してしまう可能性もあります。万が一、AIの生成物に「第三者が著作権を有するもの」が含まれていた場合は、信用問題になりかねません。

生成AIには人間の常識や倫理観はないため、現状の技術では人による目視でのチェックが必要となります。

生成AI活用を成功させるためのポイント

生成AI活用を成功させるためのポイントは、以下の3つです。

  1. 目的に合ったツールを選定する

  2. 使用状況を分析しつつデータ学習を続ける

  3. 社内周知やリテラシー向上を推進する

目的に合ったツールを選定する

生成AIを活用したツールは数多く存在しており、それぞれ用途が異なります。そのため、まずは生成AIの導入理由や目的を明確にすることが大切です。目的に合ったツールを選定することで、はじめて費用対効果が見込めます。

また、目的にぴったり合うツールがない場合は、必要に応じて自社専用の生成AIツール開発も検討するのがいいでしょう。

使用状況を分析しつつデータ学習を続ける

生成AIは、ゼロから何かを生み出す技術ではありません。蓄積された膨大なデータを学習して、新たな生成物を創り出す技術です。そのため、用途に応じて予めデータを学習させておく必要が出てきます

問い合わせ対応やナレッジ検索など、社内独自の内容・データについては、ChatGPTなどの生成AIの学習データにはないため回答できません。社内の規定やルール、過去データなどを学習させることで、はじめて有効活用できます。また、使用状況を分析しつつ、定期的に不足している情報を学習させることも大切です。

社内周知やリテラシー向上を推進する

せっかく生成AI導入に至ったとしても、利用する社員が上手く活用できなければ意味がありません。導入前には必ず社内周知をおこない、導入する意図や目的を共有しておきましょう。また、社員が生成AIを使いこなせるよう、リテラシー向上への取り組みをおこなうことが大切です。

  • 生成AI活用法をまとめたマニュアルやガイドラインの作成

  • 研修や勉強会の開催

弊社スパイクスタジオでは、生成AIのプロンプト教室や、リテラシー向上のための勉強会などもおこなっておりますので、不安に思う方はぜひご相談ください。

生成AIのビジネス活用&戦略立案はスパイクスタジオにお任せください

生成AIは、さまざまな分野でビジネスに活用できる新しい技術です。

ただし、自社のニーズや目的に合ったものを選定して適切に導入しなければ、期待するような費用対効果は得られないでしょう。

また、取り扱う情報によっては、セキュリティ対策を万全にする必要も出てきます。

弊社スパイクスタジオでは、AI黎明期から培ってきた確かな実績がございます。

数々のインターネットサービスを開発してきた熟練チームによる、導入から実装までの一貫したサポートが可能です。生成AIのビジネス活用や戦略にお悩みの方は、ぜひ一度お問合せください。

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