プラント設計の熟練技術をAI継承
初期設計のリードタイム
1.5ヶ月数分
1.5ヶ月から数分へベテラン設計者の暗黙知をAIに実装し、設計を自動化して事業継続性を確保

背景
水処理設備の設計・施工を手がける同社では、案件ごとの初期設計を熟練技術者の経験に頼っていました。設計の手順や判断の勘所は、本人の中では確立されていても、言葉や資料として残っているわけではありません。いわば会社の設計力そのものが、特定の個人の頭の中に置かれた状態でした。
問題の核心
技術者の高齢化が進むにつれ、この状態は看過できないリスクになります。引き継ぎを試みても、暗黙知は教科書化できません。加えて、案件が立て込むほど初期設計がボトルネックとなり、リードタイムは長期化していきました。
打ち手と結果
そこで着手したのは、AIの導入そのものではなく、その前段にある「言語化」でした。技術者へのヒアリングを通じて設計手法と判断基準を洗い出し、ルールとして整理する。その上でAIに実装し、初期設計図を自動生成できる状態をつくる。出力はCADへそのまま取り込める形式としたため、現場の運用フローを止めることなく移行できました。結果として、これまで1.5ヶ月を要していた初期設計は数分で完了するようになり、同時に、設計力を個人から組織へ移すという本来の目的も達成されました。




