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活用事例

自然言語処理のビジネス導入事例4選|AIビジネスの最前線を把握しよう

チャットボットなどの自然言語処理系のAIは、ビジネス導入の汎用性が高い技術として注目されています。現実的にはどのような活用法があるのか、気になっているという方も多いのではないでしょうか。

自然言語処理とは何か?

自然言語処理をビジネスにどう活かすのか

自然言語処理のビジネス導入事例が知りたい

この記事では、AI黎明期からの豊富な実績を持つ弊社スパイクスタジオが、上記の疑問や悩みを解決していきます。自然言語処理の仕組みもあわせて解説しますので、ビジネス導入を検討している方は必見です。

自然言語処理とは?

「自然言語処理」とは、一般的なコンピューターが得意とする計算式やプログラミング言語ではなく、人間の話し言葉や書き言葉を解析・処理させる技術です。自然言語処理をおこなうことで、チャットボットなどの対話型AIの会話を、より自然で的確なものに近付けることができます。

自然言語処理の仕組み

自然言語処理はNLPとも呼ばれており、人間の自然言語をコンピューターに理解させるための技術として、幅広い分野に応用されています。自然言語処理の仕組みは以下の通りです。

形態素解析

文章を最も小さい単位「形態素」まで分割する技術

構文解析

文の構造を分析する技術

意味解析

文の意味を理解する技術

感情分析

文に込められた感情を分析する技術

機械翻訳

ある言語を別の言語に翻訳する技術

形態素や構文など、論理的な部分はNLPの得意とするところですが、意味や感情といった人間的な部分はあいまいさを含むため処理が難しく、高度な技術力が求められます

詳しい内容については、「自然言語処理AIの仕組み|チャットボットでできること&できないこと」をご覧ください。

自然言語処理でできること

自然言語処理の具体的な活用例は以下の通りです。

顧客対応

チャットボット、FAQ自動応答システム、顧客の声分析

マーケティング

ターゲット顧客分析、市場トレンド分析、コンテンツ作成支援

業務効率化

議事録作成支援、翻訳、データ入力自動化

その他

人材採用、金融、医療などの分野

また、代表的なツールには「Siri」「Alexa」といったAIアシスタントや、「ChatGPT」「Gemini」などの大規模言語モデル(LLM)などが挙げられます。

自然言語処理のビジネス活用事例

ここからは、自然言語処理の具体的なビジネス導入事例を5つ紹介していきます。弊社スパイクスタジオの事例も紹介していきますので、ビジネスにどう導入するか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

スパイクスタジオ

弊社スパイクスタジオが開発した社内情報チャットボットの事例です。自然言語処理を用いて、議事録・ドキュメント・チャット履歴など、膨大なテキストデータを構造化しました。本文中からデータの属するカテゴリや、固有名詞を抽出してラベリングすることにより、高速検索を実現しています。

さらに、このデータベースをRAGとしてLLMと組み合わせることで、さまざまな用途に利用できるような汎用性の高いチャットボットを構築しました。これにより、社内問い合わせ数の削減による業務負担軽減、顧客からの質問へ回答する際の速度向上などを実現しています。

メルカリ

フリマアプリ「メルカリ」に自然言語処理を活用した事例です。出品物の画像から自動で商品名や説明文を生成するシステムを導入し、出品者の手間を削減して利便性を向上させました。

それだけでなく、最近では商品写真をアップロードしてカテゴリーを選ぶだけで、商品説明や状態、価格を自動入力できるようなAIを開発しています。これにより、ユーザーが抱く「出品までのハードル」が容易に越えられるようになりました。自然言語処理の技術を活用したAIで、顧客満足度向上に貢献しています。

日本航空(JAL)

日本航空(JAL)のコンタクトセンターは、2020年に自然言語処理技術を活用したAIチャットボット「チャット自動応答サービス」を開始しました。チャット自動応答サービスでは、以下の問い合わせに24時間365日対応できます。

  • 遅延・欠航・予約・購入・搭乗・手荷物などの定形問い合わせ

  • 世界情勢におけるタイムリーな情報(入国制限・減便など)

  • PCR検査やワクチン接種証明の規定、検疫体制など

飛行機に関係する問い合わせはさまざまな時間に飛んできて、かつ緊急性が高いため、時間外受付や混雑時の対応に課題がありました。自然言語処理系のAI技術を導入することで、どんな状況でもタイムリーに応えられるチャネルを実現しています。

チャット自動応答サービスの導入により、ユーザーの自己解決が促進され、他チャネルへの問い合わせ数削減や通話時間の短縮が達成されました。現在では、チャットボットの回答カバー率は90%を達成しています。

株式会社リクルート

株式会社リクルートは、求人情報サイト「Indeed」において、求職者のスキルや経験を自然言語処理で分析し、最適な求人情報とマッチングするシステムを開発しました。オープンAIのGPTモデルを「Invite to Apply」機能に統合することで、以下の活用方法を実践しています。

  • 求職者の経歴や過去の職歴を反映した推薦理由の生成

  • 特定の求人を推薦する理由を明確に伝達するためのコンテキスト強化

  • 効果的な求人広告を迅速に作成する職務記述書ジェネレーター

  • 履歴書の分析・要約による潜在的な経験ギャップの指摘

  • 求職者のプロフィールにおける職歴説明を生成・更新(開発中)

この取り組みにより、求人応募開始数が20%増加し、採用プロセス後半における成功率が13%上昇しました。今後も求職者の能力やニーズに合った求人情報を提供し、雇用主へより質の高い応募者を紹介するため、自然言語処理系AIの活用範囲を拡大する見通しです。

SALES ROBOTICS株式会社

SALES ROBOTICS株式会社は、自然言語処理を使った営業支援システムを活用し、営業先の「可能性」を数値化する試みをおこなっています。この「Sales Cloud Einstein」は、同社が開発したAI搭載型の営業支援システムです。

AIが算出したスコアと営業担当者が自認する見込みを比較し、ギャップの有無を確認することで成約率を向上させます。このスコアとギャップがあった場合には、都度確認して改善をおこなうことで、安定した成果を上げる仕組みです。

自然言語処理をビジネスに導入する注意点

自然言語処理系のAIをビジネスに導入する際は、以下のポイントに留意することが求められます。

  • 社員のデジタル、AIリテラシーの向上

  • 機密情報の取り扱いを徹底する

  • 100%正しく動作するとは限らないことを理解する

  • 意識することなく著作権侵害など法令違反する可能性がある

  • 業務効率化に役立っているのか正確に評価する

  • ファクトチェックを徹底し虚偽情報を取り除く

現状の技術では、AIは100%の動作を保証できません。そのため、導入計画においては100満点をゴールとせず、70点の効率化を目指してクイックウィンを獲得するよう努めてください。

自然言語処理に関するよくある質問

最後に、自然言語処理系のAIに関するよくある質問を紹介します。

  • 自然言語処理をビジネスに導入するまでの流れは?

  • 自然言語処理をビジネス導入にかかるコストは?

  • 自然言語処理を活用できない、しにくい領域は?

  • 自然言語処理のビジネス導入は自社だけで完結できる?

自然言語処理をビジネスに導入するまでの流れは?

自然言語処理系のAI導入は、計画的におこなうことが重要です。

  1. 現状のバックオフィス業務の洗い出し・課題把握

  2. スムーズな移行を促すための従業員のトレーニング計画

  3. AI導入の明確な目標を策定

  4. 現在のITインフラとの互換性チェック

  5. 社内のAIリテラシー向上のための研修を計画

  6. 導入後も定期的な効果測定を継続

従業員や担当者のフィードバックも参照し、アップデートに役立てることで、よりよい改善が見込めます。

自然言語処理をビジネス導入にかかるコストは?

自然言語処理系AIの導入費用の相場は、解決すべき課題や導入の規模など、開発するAIの種類によっても変動します。一般的には以下の通りですが、詳しい内訳についてはぜひ直接お問合せください。

  • チャットボットシステム:5~10万円前後

  • 音声認識システム:100万円~

  • 需要予測システム:300~600万円前後

自然言語処理を活用できない、しにくい領域は?

自然言語処理を活用したシステムは、事前に学習したデータに基づいた出力をおこなっています。そのため、以下の領域までは対応できません。

  • 意味の理解

  • データにない新しい言葉の理解 など

AIには人間のような常識やバイアスがないため、言葉の意味を記号的に捉えることしかできません。本質的な意味理解までは及ばないので、これらを単一のモデルで自動的に捉えていくことは不可能です。

自然言語処理のビジネス導入は自社だけで完結できる?

AIのビジネス導入には関連知識に精通した、ノウハウを有する人材が必要不可欠です。AI導入を成功に導くためには、自社の課題を的確に把握するだけでなく、デジタル技術やIT環境への知見など、計画段階から専門家の視点が必要になります。また、自然言語処理技術への本質的な理解も求められるでしょう。

少しでも不安に思う場合は、外部の専門家に依頼することをおすすめします

自然言語処理やAIのビジネスへの導入なら「スパイクスタジオ」にお任せください

自然言語処理系のAIは、さまざまな分野においてビジネス活用できる画期的な技術です。自然言語処理技術への理解を深めることで、AIのポテンシャルを最大限に活かしたビジネス導入が実現できます。

弊社スパイクスタジオでは、AI黎明期から数々のインターネットサービスを開発してきた熟練チームによる確かな提案が可能です。積み重ねてきた豊富な実績を活かし、貴社のニーズ・課題解決に最適な自然言語処理AIの活用サポートをいたしますので、ぜひ一度ご相談ください。

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