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Spike Studio
インタビュー

【前編】三井住友DSアセットマネジメント×スパイクスタジオ|生成AI研修で抵抗感を払拭、DX推進が加速

スパイクスタジオは、三井住友DSアセットマネジメント株式会社様におけるDX推進の一環として、全社基礎研修および事務部門を中心とした伴走型DX支援研修をご提供しました。

「本当に使えるのか?」「うちの業務に合うのか?」

導入前に抱えていたモヤモヤから、実際に研修を受けて感じた変化まで──【前編】ではその過程を率直に語っていただきました。。

ぜひご覧ください。

【クライアントプロフィール】

  • 企業名三井住友DSアセットマネジメント株式会社

  • 事業内容

    (1)投資運用業に係る業務


    (2)投資助言・代理業に係る業務


    (3)第二種金融商品取引業に係る業務

  • インタビュー参加者

山本直史氏 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 執行役員 
           商品・アドミニストレーション部門(当時)

・土屋裕子氏 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 執行役員 
           投資ドキュメンテーション部、クライアントレポーティング部担当   
           兼 投信ドキュメンテーション部長

・中平駿太郎氏 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 
            クライアントレポーティング部 第一チーム 

・黒柳 茂 スパイクスタジオ 代表取締役 CEO

・多鹿秀一 スパイクスタジオ 執行役VP/COS/
          ビジネス開発ユニット ディレクター

【導入サービス】

サービス名:生成AI活用支援ソリューション(基礎研修、伴走型DX支援研修)

導入の目的:事務部門の業務効率化のための生成AI活用/DX推進支援

期間:2025年1~3月

【事例のポイント】

・全体のDX推進に向けた道筋を明確にするため、ロードマップを策定し、マインドセットからスキルアップを整えて実装に進めることで、より円滑な推進が実現可能となる。

・ハンズオン形式の基礎講座により、生成AI利用についての不信感や苦手意識が払拭。

・伴走型DX支援研修が、業務効率化だけでなく部門間連携のきっかけになった。

三井住友DSアセットマネジメント様の課題

最初に、御社の事業概要と皆様の担当業務について教えてください。

土屋氏弊社は三井住友フィナンシャルグループ傘下の企業で、投資運用や投資助言・代理業が主な業務です。よく知られているのは投資信託という商品で、投資家の皆さんの資金をお預かりし、運用プロフェッショナルが株式、債券、不動産などさまざまな金融商品に分散投資するという事業です。ここにいる3人が所属する商品アドミニストレーション部門は、バックオフィスの事務部門です。

中平氏私はクライアントレポーティング部で、主に国内の法人のお客様向けに運用実績の報告書等を作成しており、作成にかかるデータを準備する仕事をしています。今回のDX推進プロジェクトでは、プロジェクトマネジャーとして窓口を務めました。。

山本氏私は、昨年(2024年)の4月に商品アドミニスレーション部門に着任し、主に投資顧問事業を見ていました。着任してみると、事務部門としていろいろと課題がある印象でしたので、このDXプロジェクトに参画しました。

DXが必要だと考えたのは、具体的にはどのような課題があったのですか?

中平氏これは事務部門あるあるだと思いますが、手作業や属人化で効率がよくない。よくないのは分かっているが、どうすればいいか分からないという状況でした。

土屋氏例えば、我々は資産運用後のレポート作成部分を担当していますが、投資信託の商品を企画して販売し、お預かりした資産を運用し、実績のレポートをお出しするというのが一連の流れです。それにもかかわらず、ドキュメントやデータが部門ごとに分断されていました。

山本氏私が着任した時の印象は、新しい商品が生まれるスピードや顧客ニーズの変化が早く、手作業のためそれに追いつけていないなと。時代が変わったのだから、我々のやり方も変えなければいけないだろうと考えました。

中平氏現場レベルの話では、定型フォーマットでレポートをお出しするだけでなく、独自の様式で出してほしいとご要望されるお客様も多いので、手作業の職人技みたいなところがあります。さらに、部門として平均年齢が高めで、ベテラン社員が退職後にその技術をどう継承するかも課題でした。標準化して誰でもできるようにしたい、そのための解決策をDXに求めた面もあります。

また、レポートには丁寧さや正確さが求められます。人の目で一件ずつチェックするのは多大な時間を要しますから、ダブルチェックの作業を自動化できれば、省力化とスピードアップを実現できます。

サービス選定の決め手

スパイクスタジオのサービスをご採用いただいた経緯を教えてください。

山本氏DXプロジェクト自体は昨年5月くらいに始まったのですが、当初は世の中にどのようなサービスがあるのか見当がつかなかったため、まずはeラーニングで基礎知識をインプットしていました。次に、実地研修提供する業者を探してIT関連イベントに行ったが、どの業者が弊社にとって最適化判断するのは難しかったです。

土屋氏その後、「ビジネスパーソンのための生成AI活用セミナー」という、オフィスワーカー限定イベントを紹介されました。行ってみるとスパイクスタジオの黒柳CEOの講演があり、これは面白いと。すぐに、お話を聞きたいと名刺交換させていただきました。

中平氏セミナーは8月6日でした。社内向け生成AIが7月にリリースされたので、タイミングも良かったですね。

山本氏二人がすごく良かったと言うので、それならスパイクスタジオでいこう、となりました。

そのセミナーでは、特に何が良かったのですか。

土屋氏「生成AIを産業革命として捉えるべし」という話と、「爆速で70点のアウトプットが可能になる」という話が、私は心に残っています。

中平氏私も「爆速で70点」というフレーズは非常に刺さりました。我々の業務は100点の仕事が求められますが、そのうち70点までを生成AIが爆速で進めてくれるなら、残りの30点部分を自分がやれば良いので、業務負荷が下がり、効率が上がるのではないかと感じました。

あとは、黒柳さんの風貌や話が、金融業界では出会わない個性的なタイプで、新たな着眼や発想に繋がりそうだなとも思いました。

生成AI基礎研修

実際に研修を実施したのはいつですか。

中平氏昨年8月の名刺交換後すぐに黒柳さんからご連絡をいただいて、基礎研修を今年1月の27と30日にやっていただきました。実施までにお時間をいただいた理由の一つは、、IT部門と「そういう研修をやるなら、オープンなChatGPTなどではなく、セキュリティも担保されている自社AIでやってもらおうか」と協議したり、その調整や社内手続きに少しお時間を要したためです。

黒柳お客様の環境で、お客様のツールを使って実施するのが、私たちの基礎研修のひとつの特徴です。ChatGPTの使い方をレクチャーしても、実際に使う社内AIが異なると実用性に欠けるため、まずお客様の社内ツールを先に教えていただいています。

もうひとつ特徴は、私の説明を聞いていただくだけでなく、実践的なハンズオン演習も取り入れている点です。実際に手を動かすことで知識が定着しやすくなるという、アクティブラーニングの考え方を取り入れています。

基礎研修に参加されたのは、どのような方で何人くらいですか。

中平氏基礎研修は、商品アドミニストレーション部門に限らず全社から参加者を募りました。2回実施して、各回450人程度が参加したため、合計で延べ900人程度が参加しました。対面で聞く人と、オンラインで聴講する人を合計した数字です。当時の従業員数は約900人程度でしたので、各回、約半数の社員が参加していたということになります。

黒柳社員の半数以上が出席してくれるというのは、我々のクライアントの中でも非常に高い水準です。

基礎研修の感想を教えてください。

中平氏参加者からの声として、「今まではAIに対して100点を求めてしまうところがあり、何度もダメ出しをしては出力させて、ということを繰り返していたが、AIは爆速で70点を出すことに長けているという黒柳さんの話を受けて、AIの特性が理解出来、ある意味、寛容に接することができるようになりました」という感想がありました。

また、「プロンプトの例を紹介していただく中で、自分が作成して利用していたプロンプトとの違いに気づき、改めてプロが作るプロンプトはすごいと実感した」という感想もいただいています。

関心はあるが使い方が分からないという人もいれば、AIやDXのような新しいものに対する抵抗感を持っている人もいたと思います。そういう抵抗感を減らすこと、DXに関するマインドセットを持ってもらうことが、この基礎研修の目的でした。そういう意味で、黒柳さんの講演が社内に浸透して、「生成AIって気軽に使っていいんだな」と思ってもらうきっかけになったと思います。

黒柳以前のクライアントで、研修を受けた人と受けていない人のその後のAI活用率がどのくらい違うか調べてくれた会社があります。アクティブラーニングのおかげもあって、研修を受けた人は受けていない人の2.5倍の活用率という結果だったそうです。

cta bottom for read "case study" page

CEO of spikestudio inc "KUROYANAGI"

三井住友DSアセットマネジメント様でも、研修によって生成AI活用が進んだという印象ですか。

土屋氏統計はとっていませんが、目に見える範囲では、当社のAIの画面を開いている人がかなり増えてきたなと感じます。

中平氏私の体感でも、何か課題があると「それAIに聞いてみたらいいんじゃない」とか「AIで何とかできないの」という声を、よく聞くようになっています。

土屋氏また、DXのようなものは、ボトムアップの動きだけでなくトップが必要性を理解していることも重要です。経営層も、DXをやらなければどうなるのか、生成AIが経営戦略にどう関わってくるのかといったことには興味があり、きちんとした話を聞きたいと思っています。今回、社長から要望があったので、役員を対象とした研修も実施いただきました。

さすがに役員にアンケートは取れなかったのですが、みなさんすごく良かったと。何もしなければ、自分が職を失うのではないか、みたいな話をされていたのが印象的でした。

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